心米
先日の記事でちょこっと書いた、お米の試食のお話しをしたいと思います。
「泣いた赤おに」の作者、浜田廣介のふるさと、山形県高畠町から、そのお米の農家の皆さんはいらっしゃいました。
高畠町はなんともいえない優しい空気が流れる場所で、私の大好きな町です。
最初お会いする前に「減農薬栽培の’こしひかり’と’さわのはな’を試食してください」と言われて、お会いしたら2つ質問しようと思いました。
それは「さわのはなってなに?」ということと、
「どうして減農薬なの?」ということ。
最近の輸入食材への不安などの影響もあり、
「無農薬」「有機栽培」ということを私自身意識してきたなかで、
今「減農薬」と聞いても・・・みたいな気持ちが、
心の隅っこにあったのでした。
私の質問にに熱く答えてくださった、遠藤さんと石山さん。
穏やかだけど芯の通った話を聞いているうちに、
えらそうな事言ってる自分がなんだか恥ずかしくなってしまいました。
前にもお話ししたように、
無農薬にすれば収量は減るし、リスクも増えます。
そんな中で頑張っていらっしゃる生産者さんも多くいらっしゃいますが、
それは本当に大変なこと。
生産者の高齢化や後継者がいないなどの問題があり、
どうしても手のかからない方法を取らざるを得ない方もいる事実。
それに収量が少ない分、金額も上がります。
有機JAS認定には煩雑な事務処理を強いられるため、
同等レベルの野菜が作れても認めてもらえないことも。
農家の苦労は計り知れない、とおっしゃいます。
他にも驚く事実はいっぱいです。
その中でも、努力してくれているのです。
「心米」を作っている石山さんは、
肥料選びから自分の足で探し回り、勉強を重ねてできるだけ安全な米を提供できるように努力していらっしゃいます。
「無農薬」ではありませんが、木酢液を活用したりして、消費者の手元に安心な状態で届くようにしてあります。できるだけ多くの人により安全なお米を届けたいから、とおっしゃっていました。
こんなに努力して作っても、そうじゃなくっても、
一緒のくくりってすごくもったいないような気がするのです。
そして少し偏見を持っていた自分にちょっと反省・・・。
わがままばかり言う消費者でした。
高畠町の田んぼ、春になったら絶対行ってみようと思います。
どういう人が育てたかって、
トレーサビリティーが一般化してるけど、
付いてる名前見るだけじゃなくって、ちゃんと会って話しをしたい!と思いました。
心米、さわのはなとこしひかりを試食しましたが、
どちらもほんとにおいしいお米なんです。
特にさわのはなは梅雨時に味が落ちないのだそうです。
「さわのはな」についての詳しいお話は次回にしますが、
うれしい価格で安心なお米を提供してくださるので、
ご興味のある方はぜひ注文してみてくださいね。
ちなみに長町のはずれの元おすし屋さんを借りて、
小さくかわいく売ってらっしゃいます。
長町方面の方は探してみてください・・・。
(今地図とか住所とかわからないので、それも次回)。
by chocolat-chaud
| 2008-12-22 12:10
| まいにち
仙台在住。’作って、食べて、おしゃべり’を楽しむ料理サロン「紫山のごはん会」主宰。フードクリエイター。HP mgohankai.info
by chocolat-chaud
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